高電圧システム 回生型電子負荷
biATLAS-5DL525
高電圧システム 回生型電子負荷
大容量の直流電源装置やDCDCコンバータの評価・検査には抵抗負荷が用いられることが多くあります。抵抗負荷は比較的安価でありまた安定に動作するため、様々な目的で利用されていますが、消費したエネルギーはすべて熱に変換されるため、装置サイズが大きく、またシステムの消費電力量が増大する問題があります。
biATLAS-5DL525はこの熱に変換されていたエネルギーを交流電源に回生することができる電子負荷装置です。抵抗負荷の代わりにbiATLAS-5DL525を利用することで、コンパクトで消費電力量の小さいエコな評価・検査システムを構築することが可能です。
- 「使いやすさ」と「低価格」を実現した回生電子負荷
- 19インチラック1台で最大100kW分の回生負荷装置を実現
小さくて軽いため、設備変更の際も移動が容易
最低限の機能に絞って、高価だった回生負荷を低価格に - エコなシステムを構築
- 今まで熱として捨てられていた電気エネルギーを再利用
エネルギー循環型の評価・検査システムを構築可能
最小限の電力で大容量装置の評価・検査が可能 - CV/CC/CP/CR モード搭載
- CRモードにより抵抗負荷を模擬した動作も可能
接続変更なしで連続的に負荷抵抗値の調整が可能
「使いやすさ」と「低価格」を実現
大容量5kW, 10kW, 20kW, 30kW, 40kW, 50kW, 100kW
高電圧単体最大525V, 2直列で最大1000V
「双方向直流電源 biATLAS-5D525」へ有償アップグレードも可能!
エコなシステムを構築
biATLAS-5DL525は電子負荷として消費した電気エネルギーを交流電源に回生することができます。これまで熱に変換して捨てられていたエネルギーを再利用でき、電気代削減が可能です。
さらに、biATLAS-5DL525を評価・検査システムの電源装置と共通の分電盤に接続すると、回生したエネルギーを再度電源装置で利用することができ、エネルギー循環型の評価・検査システムを構築できます。電力系統からの小さな電力で大きな容量の評価対象を評価することが可能です。
CV/CC/CP/CRモード搭載
4つの動作モードを搭載しています。
CVモード定電圧モード
電圧一定で電流を変化させる
CCモード定電流モード
電流一定で電圧を変化させる
CPモード定電力モード
電力一定で電圧&電流を変化させる
CRモード定抵抗モード
抵抗一定で電圧&電流を変化させる
製品仕様
製品名 | biATLAS-5DL525 | |
---|---|---|
型番 | HBPS-A2D525-502LN | |
定格容量 | -5 kW( 回生) | |
入出力絶縁方式 | 高周波トランス絶縁方式 | |
運転モード | 定電圧(CV) / 定電流(CC) / 定電力 (CP)/ 定抵抗(CR) | |
交流電気仕様 | ||
定格電圧 | 三相 AC 200 V(三相3線式) | |
運転可能電圧範囲 | 三相 AC 180~220 V | |
定格周波数 | 50 / 60Hz | |
周波数範囲 | 49.0~51.0Hz/58.5~61.5Hz | |
力率 | 0.95以上(定格電力時) | |
効率 | 92%(定格電力時) | |
最大電流 | 19.2A | |
直流電気仕様 | ||
電圧範囲 | 単体時: DC 0.0 ~ 525.0 V ( CC モード) DC 2.0 ~ 525.0 V ( CV・CPモード) DC 15.0 ~ 525.0 V ( CRモード) 2 台直列接続時: DC 60.0 ~ 1000.0 V (全モード) |
|
電流範囲 | 0 ~ -30.00 A | |
電力範囲 | 0 ~ -5.0kW | |
電圧確度 | 0.2% set. + 0.2% F.S.※3,8 | |
電流確度 | 0.2% set. + 0.4% F.S.※3,8 | |
電力確度 | 1.2% F.S.※3,8 | |
電圧リップル | 0.4%rms F.S. | |
電流リップル | 0.8%rms F.S. | |
電圧指令値応答 | 9msec ※1 | |
電流指令値応答 | 5msec ※2 | |
電力指令値応答 | 9 msec※2 | |
一般仕様 | ||
重量 | 18kg | |
サイズ(突起含まず) | W430 x D670 x H66 mm (19インチラック1.5U相当) |
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標準搭載機能 | 並列接続機能・スルーレート機能・内部 抵抗模擬機能・保護機能(過電圧・過電流・過電力) LAN通信機能( CMD方式・SCPI方式) CAN通信機能・DIO通信機能・直列運転機能 |
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冷却方式 | 強制空冷 | |
動作周囲温度範囲 | 0 ~ 40 °C | |
確度保証温度範囲 | 25±5°C | |
直並列可能台数 | 最大20 台(並列20 台・直列2 台) | |
外形図 | ![]() |
- ※1:抵抗負荷、30→525Vまたは525→30Vの指令値変化に対して、出力電圧が10→90%の変化時間
- ※2:電圧源、±100% F.S.の指令値変化に対して、出力が10→90%の変化時間
- ※3: 確度保証温度範囲内
- ※4:抵抗負荷、定格時
- ※5:直流出力端子から D.U.T. までの配線長は片側 2m 以下
- ※6: 抵抗負荷、0←→100% の指令値変化に対して、出力電圧が 10→90% の変化時間
- ※7:電圧源、±100% F.S. の指令値変化に対して、出力が -90%→90% の変化時間
- ※8:直流出力電圧(30× 直列数)V 以上
追加オプション・サービス | 型番 | 納品物 |
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出張校正サービス | お客様の指定場所かつ校正作業が可能な箇所で校正サービスを実施します。 納品物は校正サービスと同様になります。 |