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パワーエレクトロニクス用
コントローラー

                 

コア技術 高速リアルタイム制御

太陽光発電のパワーコンディショナーや電気自動車のモータドライブインバータをはじめとするパワーエレクトロニクス(パワエレ)機器は、高度なコントローラが内蔵される組み込み機器の一例であります。これらに内蔵されるコントローラは、CPU、メモリ、パルス生成器、ADコンバータといった機能を有しており、これにより機器の動作は精密に制御されます。近年では、これらの全機能を搭載したマイコンの使用が一般的になり、パワエレ専用に設計されたマイコンも開発されています。

パワーエレクトロニクス用コントローラには、数十μsオーダーでの非常に高速なリアルタイム制御能力を求められます。次世代パワーデバイス(SiC, GaN)によりスイッチング周波数が高くなり、リアルタイム制御のさらなる高速化(1μs程度)が要求されています。この性能を実現するには、市販マイコンだけでは不足で、FPGAを組み込んだ高度なコントローラ技術が不可欠です。

ヘッドスプリングは、これまで次世代パワーデバイス(SiC, GaN)を搭載した受託開発を350件以上実施し、その経験を基にパワーエレクトロニクス向けの汎用コントローラを開発しました。また、2019年からは内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「IoT社会のエネルギーシステム」にも参画し、従来比1000倍の50MHzの高速制御性能を持つパワーエレクトロニクス用超高速コントローラを開発しております。この圧倒的な制御速度と汎用性を持つコントローラは、パワエレの先端開発を容易にします。

 

ヘッドスプリングのコントローラは高性能マイコン

FPGA、ADC、各種通信機能、保護機能を内蔵し、多様なパワーエレクトロニクス製品の制御に応用可能です。専用コントローラの開発には時間とコストがかかりますが、当社のコントローラを使用することで、これらを大幅に削減し、迅速なプロトタイプ開発や製品開発を実現します。

制御ソフトウェア開発用コントローラボード(HECS-B/A)  

さらに、ソフトウェア開発では、マイコンの複雑な機能に精通する必要がありますが、ヘッドスプリングが提供するパワエレ専用ライブラリを使用することで、特化したスキルなしでもパワエレ機器の開発が可能になります。これにより、開発者は迅速かつ効率的にプロトタイプを作成し、製品化することが可能です。

組込制御ソフトウェア開発キット(HSDT-KIT-B)
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