モジュール式高集積BMS テスト用
バッテリーセルシミュレータ
製品の概要

モジュール式高集積BMS テスト用バッテリーセルシミュレータは、BMS 開発に最適な評価環境を実現します。実バッテリを使用しないため安全性が高く、バッテリ特性を忠実に再現しながら異常もすぐに検知できます。さらに、チャンネル数や機能、容量を柔軟に拡張できるため、効率的で低コストなBMS 開発を可能にします。
特徴
- 1台で36CH!(電圧36ch+温度36ch)最大6Vセル電圧+温度模擬も
- モジュール抜差しで拡張可能。BMS開発現場に最適 !
- 0.1mVの高精度。40μSの高速応答。 通信応答1msでHILSにも対応!
BMS開発に特化!



使いやすい操作画面
製品のLCD画面から各モジュールの設定や操作が行えます。さらに、PC用アプリケーションを使えば、波形の表示や詳細な確認も可能です。

運転状態確認画面

出力設定画面

PCアプリ 「波形確認画面」
製品構成・仕様一覧
本製品は、お客様の用途に合わせて柔軟にカスタマイズできるモジュール構造を採用しています。1台あたり4CHのセル電圧を出力する「BATSim Card」を最大9枚まで搭載でき、合計36CHまで拡張可能です。さらに、1枚で36CHの温度データを出力する「Temp Card」や最大2500Vの総電圧を出力できる「Power Card」と組み合わせて構成できます。また、複数のバッテリセルシミュレータを並列接続することにより最大440CH (110枚、最大2500V)まで拡張可能です。これにより、小型バッテリから大型バッテリまで幅広い開発ニーズに対応します。

品名 | 共通仕様 | 選択仕様 | 本体組込 可能枚数 |
---|---|---|---|
バッテリシミュレータ 本体 |
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- | - |
BATSimCard (セル電圧出力モジュール) |
|
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9枚 |
Power Card (総電圧出力モジュール) |
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1枚 |
Temp Card (温度出力モジュール) |
重量 : 1.35kg |
|
1枚 |
※ モジュール構成は購入後でも変更可能です。ただし設定変更が必要なため、基本的には一度弊社にお送りいただいての対応となります。
様々なアプリケーションで活用可能
- 過電圧・低電圧検出、セルバランス制御等のセル電圧関連BMS機能試験
- 異常温度を発生させたときのBMS応答試験 (温度センサ入力の模擬)
- 電圧・温度の応答速度を利用したHILS環境での制御リアルタイム試験
- CAN/Ethernetを介した電圧・温度データのBMS関連通信・診断試験
- バッテリ総電圧出力を活用した蓄電システム、EV用バッテリの BMS評価